第1回 病気になる前にできることって?

けんこう

今回は予防医療=病気になる前にできることについて解説していくよ。
慢性の病気にかからないようにするために生活習慣ってとても大切なんだ。

年齢を重ねると、なんとなく体の不調を感じることが増えてきませんか?
「最近ちょっと疲れやすい」「健康診断の結果が気になる」「こうなる前に気を付けていればよかった」——そんな声をよく聞きます。

でも、実は病気になる前に自分でできることがたくさんあるんです。
それがいま注目されている「予防医療」という考え方。治すよりもかからないようにする、という発想です。

普段私たちは仕事や子育てに追われて、自分のことはつい後回しになりがち。
けれど、少しずつ体をいたわる習慣を身につけていくことがとても大切なんです。

この記事では「予防医療=病気になる前にできること」について解説していきます。
無理せず、今日からできることを一緒にみつけていきましょう。

どんなことをすれば予防になるの?

「予防医療」と聞くと、病院で受ける特別な検査やワクチンを思い浮かべるかもしれません。
もちろんそうした医療の力も大切ですが、実は私たちの日常生活の中にも、病気を防ぐヒントはたくさんあります。

ここでは、すぐに始められて、ムリなく続けられる予防の習慣をご紹介します。

まずは「食事」から見直してみよう

私たちの体は、毎日の食事でできています。
つい忙しくて、コンビニのお弁当やカップ麺に頼る日もあるかもしれません。でも、「何を食べるか」を少し意識するだけで、健康はぐんと近づきます。

すぐにできる食事の工夫:

  • 野菜を毎食、ひとつでも取り入れる(サラダ・温野菜・具だくさんみそ汁など)
  • “白いごはん”を“玄米や雑穀米”に変えてみる
     ①食物繊維が豊富で腸内環境を整える
     ②ビタミンやミネラルが豊富
     ③血糖値の上昇を抑える
     ④咀嚼回数が増えることで満腹感UP
  • お菓子ではなく“ナッツ”や“果物”をおやつにする
     ①ナッツは良質な脂質(オメガ3など)、ビタミンE、食物繊維・ミネラル(マグネシウム・亜鉛)  が豊富 ただし高カロリーなので食べ過ぎには注意(1日20〜30g程度)
     ②果物はビタミンC、カリウム、食物繊維が摂れる

「完璧な食事」はいりません。
1日1つ、いい選択をすることから始めてみましょう。

「運動」はちょっとの工夫でOK

「運動不足がよくないのは分かってる…でも時間がない!」という人も多いと思います。
でも、予防のための運動は、短くて軽いもので十分です。

今日からできる運動の工夫:

  • 通勤や買い物のとき、1駅ぶん歩く
  • エレベーターではなく階段を使う
  • 寝る前にラジオ体操やストレッチを3分だけやってみる

動かすことで血流がよくなり、免疫力や疲れにくさにもつながります。

「睡眠」は体を回復させる時間

睡眠が足りていないと、どんなに食事や運動をがんばっても、体の回復が追いつきません。
まずは、**自分にとって「気持ちよく眠れる環境」**を整えてみましょう。

睡眠の質を高める工夫:

  • 寝る1時間前はスマホを手放す(目や脳が休まります)
  • 就寝の1〜2時間前にお風呂に入り熱すぎないお湯に5分だけでもゆっくり浸かってから眠る(深部体温が一時的に上がり、その後ゆるやかに下ることで眠気につながる)
  • 就寝前はカフェインではなく温かい飲み物を摂る(緊張がほぐれ睡眠モードに導く)

「早く寝なきゃ!」と焦るより、眠りやすい習慣を積み重ねることが大切です。

「手洗い・うがい」はシンプルだけど最強

風邪や感染症の多くは、手や口から体に入ってきます。
だからこそ、「家に帰ったらまず手洗い・うがい」を自然な習慣にしましょう。

  • 石けんで30秒しっかり手を洗う(ウイルスや細菌をしっかり除去できる)
  • のどが乾く前に水分補給やうがいをする(口や喉を潤すことでバリア機能を保つ)

シンプルだけど、これだけで病気のリスクが大きく減ると言われています。

まとめ|今日から少しずつ、自分の健康を守ろう

予防医療は、なにか特別な人だけのものではありません。
忙しい毎日の中でも、少しだけ意識を向けてみることが、あなたの未来の体を守ります。

大切なのは、「やらなきゃ」ではなく、できそうなことを、できる分だけ」。

今日の食事、今日の一歩、今日の睡眠。
その積み重ねが、明日のあなたをもっと元気にしてくれますよ。

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